サル痘 総説サル痘 総説

サル痘 総説

石金 正裕 氏(国立国際医療研究センター病院 国際感染症センター/WHO協力センター/AMR臨床リファレンスセンター)

2022年8月24日(水) 20時~

2022年5月以降、これまで流行のなかった地域からの報告が増加したサル痘。欧米を中心に89の国と地域で2万7,000件以上の感染が確認され、日本でも4例が報告されています(8月10日現在)。幸い、現在世界で流行しているサル痘は致命率が1%程度と低いタイプですが、今後さらに陽性例が増える可能性も指摘され、臨床現場での備えが欠かせない状況となってきました。

そこで今回のケアネットライブには、国立国際医療研究センター病院に勤務し、同院のWHO協力センターでも中心的役割を果たす感染症専門医・石金正裕氏が登壇。最新のエビデンスに基づき、疫学、感染経路、感染対策、臨床症状、診断、治療、ワクチンなど、あらゆる側面からサル痘についてレビューします。

石金氏によれば、サル痘の診断でもっとも重要なのは疑うこと。その端緒となるのは発疹・発熱・海外渡航歴や性交渉歴などの曝露歴です。また臨床像では、特に口腔内や肛門性器の病変に注意が必要です。疑った場合には、保健所に相談し、皮膚病変などを採取してPCR検査を行わねばなりません。

備えあれば患いなし。ぜひこの機会に正しい知識を身に付け、サル痘に正しく備えてください!

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