ガイドラインから学ぶ咳嗽・喀痰診療のポイントガイドラインから学ぶ咳嗽・喀痰診療のポイント

ガイドラインから学ぶ咳嗽・喀痰診療のポイント

長尾 大志 氏(島根大学医学部附属病院 病院医学教育センター センター長/准教授)

2021/9/8

一昨年、咳嗽診療ガイドラインが改訂され、喀痰を同等に扱った「咳嗽・喀痰の診療ガイドライン」として生まれ変わりました。新たな知見も加わり研究・治療は進歩した半面、関連する疾患領域は多岐に及び、診断・治療はさらに奥深くなっています。
今回のライブでは、慢性咳嗽のエッセンスに絞り込みました。CareNeTV番組「スペシャリストにQ」などでプライマリケア医の疑問・相談にもズバリ回答してきた呼吸器指導医・長尾大志氏が、診療ガイドラインをベースに実践的な講義を行います。
まず、「主訴と病歴」がポイント。問診がカギです。咳嗽のX線診断にもコツがあります。主訴と病歴が提示された数々の症例を診断フローチャートに照らし合わせ、感冒、肺炎、喘息、心不全、後鼻漏などの背景に潜む原疾患を鑑別していきます。
咳嗽は、あまりに身近な呼吸器症状です。とくに呼吸器専門ではない先生方にとって、問診やX線診断のコツ、最新のガイドラインのエッセンスを知るだけでも明日の診療に役立つと思います。ぜひ、ご覧ください。