ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイントガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント

ガイドラインから学ぶ腰痛診療のポイント

雨宮 章哲 氏(雨宮整形外科 院長)

2021年11月24日(水) 20時~

今回のケアネットライブのテーマは、腰痛。画像や動画、図解などを多数盛り込み、プライマリケアでも役立つX線診断のポイントから腰痛予防のためのエクササイズ指導まで、診療ガイドラインに則った腰痛診療のエッセンスをお届けします。

腰痛治療の基本は「動くこと」「動かすこと」。システマティックレビューにより腰痛診療のエビデンスを検証した「腰痛診療ガイドライン2019」では、慢性腰痛に対する運動療法(運動器リハビリテーション)は「行うことを強く推奨する(推奨度1)」、「ぎっくり腰」のような急性腰痛でも安静ではなく「活動性維持」となっています(推奨度2)。つまり運動療法が極めて大事だということです。

そこで今回は、市中クリニックで腰痛診療に積極的に運動療法を取り入れている整形外科専門医の雨宮章哲氏を講師に招きました。まず筋・骨格系のみならず内臓系の重大疾患の鑑別診断のポイントや頻度、薬物療法の基本などを取り上げ、後半は運動療法のメリットやセルフエクササイズの活用法を紹介します。

腰痛の多くは、工場の流れ作業やパソコン業務など、同じ動きを繰り返しているうちに生じる体の歪みが原因です。どのように肩甲骨や骨盤が歪み、なぜ運動療法が筋肉の収縮や骨格にかかる負担を軽減できるのか、その力学や原理を図解を使い、わかりやすく説き明かします。また、運動療法の説明では、動画をふんだんに用いており、「ひと目でわかる」視覚的な講義です。

言うまでもなく、腰痛は多くの患者が訴える極めてコモンな症状です。整形外科を専門としない一般医も知っておくべき腰痛診療のノウハウをコンパクトにまとめますので、ぜひご覧いただき、明日の診療にお役立てください。

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