多領域の最新のケアの根拠をまとめて解説した照林社出版の書籍「今はこうするケアの根拠」から、日々の看護の質に直結する32項目を厳選。書籍を執筆された各分野エキスパートの先生方が、書籍には掲載しきれなかった「もう一歩深いところ」までを全8回にわたって直接解説します。

第6回のテーマはICU看護。重症患者への「血糖測定」「解熱療法」「人工呼吸器装着患者の咳嗽力評価方法」「人工呼吸器離脱時の推奨モード」についての４トピックスを取り上げ、最新ガイドラインでの推奨内容を解説します。

重症患者の看護では、少しの病状変化が全身状態に大きく影響するため、正確かつ的確な検査や治療選択が求められます。とくに行う機会の多い血糖測定や発熱時の対応について、体内のメカニズムや、測定機器の特徴、行う処置の効果を、研究結果を明示しながら、わかりやすく解説します。また、人工呼吸器装着患者の管理については、現在推奨されている離脱時の設定モードと、抜管失敗リスクを事前に評価できる指標について紹介。集中治療系以外で働いている看護師も知っておくべき内容を、人工呼吸器に苦手意識のある方でも理解しやすいように丁寧に解説します。

患者さんにとっても、看護師自身にとっても、有益な最新情報が詰まっています。知識のアップデートにお役立てください。

照林社出版『多領域をまとめてCHECK 今はこうするケアの根拠』