ガイドラインから学ぶ脳卒中診療のポイントガイドラインから学ぶ脳卒中診療のポイント

ガイドラインから学ぶ脳卒中診療のポイント

松薗 構佑 氏(自治医科大学 内科学講座 神経内科学部門)

2022年1月12日(水) 20時~

今回のケアネットライブ「ガイドラインから学ぶ診療のポイント」のテーマは脳卒中。とくにプライマリケアでの脳卒中診療にフォーカスします。

最新の「脳卒中治療ガイドライン2021」の大きな改訂点は、推奨度AからEの5段階に加え、エビデンスレベルを高・中・低が新たに設定されたこと。「脳卒中・一般」「脳梗塞・TIA」「脳卒中」など7章の冒頭には一般臨床で想定されるクリニカルクエスションが提示されています。

従来、脳梗塞急性期の治療は「発症から4.5時間以内のtPA投与」が限界でしたが、カテーテルによる機械的血栓回収療法の進歩により、今や対応可能な時間は延長しています。今回のガイドラインでは、できれば16時間以内が推奨度A、エビデンスレベル中、遅くとも24時間以内が同B、中と明記されました。この24時間という貴重な時間を有効に使うためにも、プライマリケアの現場での疑い症例への初期対応を講義します。

さらに、プライマリケア医が押さえておきたいのは慢性期のフォローです。診断や処方で悩むケース、とくに間違えやすい抗凝固療法の処方例などを具体的に取り上げ、ガイドラインのクリニカルクエスションを一歩進め、臨床で使える実践的なノウハウを指南します。

講師は、自治医科大学神経内科の松薗構佑氏。日ごろ3次救急で搬送されてくる数多くの脳卒中患者を診ている立場から、「脳卒中診療におけるプライマリケア医の重要性を痛感している」という同氏。大学病院の専門医の立場からプライマリケア医が知っておくべき「ガイドライン+α」をレクチャーします。

急性期の初期対応から慢性期フォローの抗凝固療法に至るまで、多くの点で改訂されてきた脳卒中診療。その最新のエビデンスとポイントをつかんでいただき、ぜひ明日の診療にお役立てください。

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