ガイドラインから学ぶ性感染症診療のポイント~婦人科編ガイドラインから学ぶ性感染症診療のポイント~婦人科編

ガイドラインから学ぶ性感染症診療のポイント~婦人科編

柴田 綾子 氏(淀川キリスト教病院 産婦人科医長)

2022年2月16日(水) 20時~

今回のケアネットライブ「ガイドラインから学ぶシリーズ」は、性感染症。女性を対象にした「婦人科編」をお届けします。

近年、性感染症は男女ともに減少したものの下げ止まりの横ばい状態が続き、いまだクラミジアは年間2万5,000人、梅毒の急増傾向にも歯止めがかかりません。このような発生動向を含め、「性感染症診断・治療ガイドライン2020」にはさまざまな性感染症の最新の診断・治療法や発生動向がまとめられています。

今回の講師は、淀川キリスト教病院産婦人科医長の柴田綾子氏。女性のヘルスケア・健康支援に精力的に取り組むなかで、女性の性感染症の診療経験も重ねてきました。今回は、クラミジア、淋病、梅毒など日常診療でよく遭遇する主要な性感染症を取り上げ、ガイドライン刊行後に新たに加わった最新の抗菌薬治療を含め、日常診療に役立つエッセンスをご紹介します。

性感染症の多くは無症状です。おりものの異常や陰部のかゆみによる受診で見つかることもありますが、検査をしなければ確定できず、日常診療では性感染症を疑うわずかなサインを探り出すことから始まります。

性感染症の中心年齢は20~30代。プレコンセプションケアの啓発により妊娠前の検査を求めてくる若い世代の女性やカップルも増えつつある半面、世間体や金銭面から検査に躊躇する若者も少なくないのが現状です。そこで、年齢を問わず、匿名・無料検査ができる保健所の活用法についても簡単にご紹介します。

日常診療のなかで性感染症を見つける糸口として、また性感染症に対する抗菌薬治療の最新情報として、プライマリケアの先生方はもちろん、看護スタッフにも有意義な内容です。ぜひ、ご覧ください。

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