コロナ禍で潜行する子ども虐待を見逃さないコロナ禍で潜行する子ども虐待を見逃さない

コロナ禍で潜行する子ども虐待を見逃さない

小橋孝介氏(松戸市立総合医療センター小児科副部長)

2022年3月16日(水) 20時~

今回のケアネットライブのテーマは、子ども虐待。コロナ禍で増加・潜在化しているともいわれる課題への対応を取り上げます。

改正児童虐待防止法・改正児童福祉法が2020年4月施行され、虐待予防の取り組みが進んでいますが、痛ましい虐待の報道は後を絶ちません。
新型コロナウイルス感染症が流行した2020年以降、統計上の虐待件数の増加はないものの、外出自粛や休校によって学校での発見機会が減り、潜在化しているともいわれています。
医療機関がこうした状況下で子どもを助ける重要な役割を担っていることは明らかです。

講師の小橋氏は自院で家族支援チームを設置し、年間500~600件の子ども虐待案件の対応を行うプロフェッショナル。医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS」の講師でもあります。
今回のライブは、虐待を疑う子どもの症状や特徴、診察室や待合室での親の様子など、発見につながる情報を網羅して解説します。虐待を見過ごし帰宅させた子どもの5%が死亡、25%は再受傷することがわかっており、早期に支援につなげることが予防介入として重要です。診察室内での対応ルールやその後の行政、福祉との連携のコツも解説します。

子ども虐待への対応はいまや医療の必須項目になりつつあります。2020年度の医師臨床研修指導ガイドラインでは前出の医療機関向け虐待対応プログラム「BEAMS」などの受講が義務付けられました。

子どもの健康な成長を助けるには、診察室での家族の何気ない様子から虐待の兆候を察知し、軽度の時点から介入の糸口を見つけることが必要です。
日常診療のなかで子ども虐待に対応するヒントとして、プライマリケアの先生方はもちろん、すべての医療者に有意義な内容です。ぜひ、ご覧ください。

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