60分でまるっとわかる がん薬物療法 ~泌尿器がん編~
竹村 弘司 氏(虎の門病院)
2025年10月29日(水)20時~
泌尿器がん領域の薬物療法は、この数年で大きく進歩しました。分子標的薬(TKI)や免疫チェックポイント阻害薬(ICI)、さらには抗体薬物複合体(ADC)の登場により、治療選択肢が多様化し、臨床現場ではより複雑な意思決定が求められるようになっています。
腎細胞がんでは、1次治療においてICI-ICI併用やTKI-ICI併用など、複合免疫療法が主流となり、リスク分類や病勢進行の速さに応じた個別化治療が進んでいます。さらに、HIF-2α阻害薬ベルズチファンの登場により、2次治療以降の新たな選択肢も加わりました。
尿路上皮がんでは、プラチナ製剤を用いない1次治療としてペムブロリズマブ+エンホルツマブ ベドチン(EV)併用療法が登場し、治療パラダイムが一変しました。加えて、FGFR阻害薬エルダフィチニブやHER2標的ADCの開発も進み、周術期ではデュルバルマブ併用など、免疫療法の有効性も示されています。
前立腺がんでは、転移去勢感受性(mCSPC)においてはADT+ARSI±DTXを基本とする併用療法が標準治療となり、さらに、BRCA変異を中心とした分子標的治療(PARP阻害薬+ARSI)や177Lu-PSMA標的療法など、新たなモダリティの臨床応用も進展しています。
今回のライブでは、虎の門病院 臨床腫瘍科 竹村 弘司氏を講師にお迎えし、「腎細胞がん」「尿路上皮がん」「前立腺がん」の3領域別に、最新のエビデンスと治療アルゴリズムを整理してお伝えします。今後の診療で押さえておくべき薬剤と最新の試験結果を、わずか60分で俯瞰できるセミナーです。ぜひご視聴ください。
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