ガイドラインから学ぶがん疼痛管理のポイントガイドラインから学ぶがん疼痛管理のポイント

ガイドラインから学ぶがん疼痛管理のポイント

宇井 睦人 氏(湘南鎌倉総合病院 総合診療科)

2022年6月8日(水) 20時~

今回のケアネットライブは、「ガイドラインから学ぶがん疼痛管理のポイント」です。医師のみならず緩和ケアに携わる医療スタッフにも向け、看護師向けウェブサイト「ナースの星」との共催でお届けします。

2人に1人ががんに罹患し、その半面では超高齢化に伴いがん以外で緩和ケアを必要とする患者さんも増え続けています。緩和ケアの基本は、すべての医療者が身につけておくべき領域の一つと言えます。

ただ、緩和ケアを経験できる場が限られていることもあり、苦手とする医療者や看護師が少なくないのが現状です。そこで、緩和ケア病棟を経験せずとも理解できるよう、緩和医療・緩和ケアのエッセンスをわかりやすくまとめています。

講師は、総合診療・家庭医療をベースに緩和ケアの経験が豊富な湘南鎌倉総合病院 宇井睦人氏。総合診療・緩和ケアのハイボリュームセンターに勤務してきた経験から、在宅も含めて現場の悩みを熟知しています。

今回の講義で取り上げるのは、6年ぶりに改訂された「がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン(2020年版)」です。新たなキードラッグが収載され、中等度のがん疼痛に対する強い推奨が「弱→強オピオイド」に変更となりました。より積極的かつ適切な医療用麻薬の使用が求められています。

押さえておきたいポイントは、適切なオピオイドの選択と開始方法、そして経口オピオイドから持続静脈注射や持続皮下注射への投与経路変更のタイミングです。薬物療法を中心にガイドラインを読解しつつ、宇井氏の近著「緩和ケアポケットマニュアル(第2版)」から重要ポイントを引用・補足します。

高齢多死社会の今、適切な症状緩和ができる医療・ケアは、患者・家族のみならず医療・看護の現場でも求められています。実臨床に即した緩和医療・緩和ケアのエッセンスが詰まっています。ぜひ視聴いただき、明日からの緩和医療・緩和ケアに役立ててください。

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